ヒートショックプロテイン

湯たんぽ2

 12月21日の記事に続き、東京女子医大附属女性・自然医療研究所

  川嶋朗さんの著書より、皆様にご紹介します。

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西洋医学的に、「冷え」が問題であり、温めることが効果的であることを
次のように説明することができます。
1962年に発見された、抗ストレスタンパク質があります。
(略)
このHSP(注:ヒートショックプロテイン)を実生活に活用すると、
こうなります。例えば、関節が痛いとき、その患部を体温よりも
二度くらい高いもので温めるとHSPが生成され、痛みを根本的に和らげて
くれるのです。

痛みを誘発していた関節内の異常を感知し、それを修復しようとする働きがあるからです。

 日本には昔から、湯治という習慣がありました。「温める」ことは
痛みを和らげ、患部を治すと言われてきましたが、右の発見により、
医学的にもそのシステムが解明されたのです。
(引用者注:原文は縦書きなので、「右の発見」になっています)


 この発見には、大きな意味がありました。というのはHSP
細胞修復能力があることがわかったので、さまざまな症例に対して
「温める」という治療が試されるようになったからです。
その結果は、劇的なものでした。あらゆる症例において、
温めるという治療は良い結果を生んだのです。
 (略)
 アトピーに苦しんでいた人が、体を温めることによって
症状が軽くなったという報告も相次いでいます。
高血圧や糖尿病などの患者さんも、日頃から腹部を温めるようにする
だけで症状が改善される例が多いのです。
 
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写真は、これもまた可愛いドイツ製湯たんぽです。
どうぞお体を温めてお過ごしください!
(K)